有限会社椎名創建

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コラムColumn

浴室のリフォームの前に知っておきたいこと

自宅のお風呂に不便さを感じることはありませんか?
お風呂は普段の生活に欠かせないものなので、使い方にマッチした機能やサイズを選ぶ必要があります。
お風呂リフォームをマンションで行う際の費用相場や施工日数の目安、機能・オプションを紹介致します
またマンションのリフォームは、補助金などを活用してお得に実施することができます。マンションのお風呂リフォームを検討中の方は、ぜひチェックしてみてください。

目次

浴室リフォームを成功させるための注意点

1. 予算の設定と管理



  • 詳細な見積もり:リフォーム業者から詳細な見積もりを取る。材料費、労務費、予備費を含めた予算を設定。

  • 追加費用の考慮:予期せぬ出費に備えて、予算の10-20%を予備費として確保しておく。


2. 計画と設計



  • 詳細な設計図:詳細な設計図を作成し、設備や家具の配置を具体的に決定。

  • 将来のニーズを考慮:将来的なライフスタイルの変化に対応できるデザインを考える(例:高齢者向けのバリアフリー設計)。


3. 素材と設備の選択



  • 耐久性とメンテナンス性:耐水性が高く、掃除しやすい素材を選ぶ。特にタイルやカウンターは耐久性を重視。

  • エネルギー効率:省エネ型の設備(例えば、節水型シャワーヘッドや高効率給湯器)を選ぶ。


4. 配管と電気工事



  • 専門家の利用:配管や電気工事は専門の業者に任せる。DIYで行うとトラブルの原因になる。

  • 現状の確認:古い配管や電気配線が問題ないか、事前に点検してもらう。


5. 防水対策



  • 防水シートの設置:床や壁に防水シートをしっかりと設置する。

  • 適切なシーリング:隙間がないようにしっかりとシーリングを施す。


6. 換気とカビ対策



  • 換気システムの導入:十分な換気ができるように換気扇を設置する。

  • 防カビ素材:防カビ効果のある素材を使用する。


7. 照明



  • 明るさの確保:バスルーム全体を明るくするための照明を選ぶ。特に鏡周りには十分な照明を設置。

  • 防水仕様:湿気に強い防水仕様の照明器具を選ぶ。


8. 収納スペース



  • 機能的な収納:必要な物をすっきり収納できるよう、収納スペースを確保。タオルやバス用品の収納を計画的に。


9. 法規制と安全基準



  • 地域の建築基準:地域の建築基準や規制を確認し、遵守する。

  • 安全対策:滑り止め加工の床材や、安全な電気配線など、安全性を最優先に。


10. 環境への配慮



  • リサイクルと廃棄物の処理:古い設備や材料の廃棄方法を事前に確認し、適切に処理する。

  • 環境に優しい素材の使用:低VOC塗料やリサイクル可能な素材を選ぶ。


11. 時間管理



  • スケジュールの作成:リフォームのスケジュールを作成し、進捗を管理。

  • 工事の遅延に備える:予期せぬ遅延に備えて、余裕を持ったスケジュールを立てる。


費用相場や施工日数

◯壁・床・天井の修理

・費用相場:10〜30万円

・施工日数:2日~5日


 


◯浴槽の交換

・費用相場:20~55万円

・施工日数:3日~7日


 


◯ジェットバスの追加

・費用相場:20~30万円

・施工日数:1日~4日


 


◯浴室乾燥機の追加

・費用相場:5~40万円

・施工日数:1日ほど


 


マンションのお風呂リフォームの費用相場


お風呂のリフォームの費用相場としては、50〜100万円での施工例がほぼ半数を占めます。

ユニットバスの交換であれば50〜150万円で施工することができますが、在来浴室のリフォームや浴室の拡張を行う場合には、150万円以上となるケースがあります。


各場所の交換や確認事項

浴槽の交換について


浴槽の耐用年数は、15〜30年ほどと設定されています。

浴槽にヒビが入ったり、カビが落ちづらくなったりすることは、浴槽の寿命がきたサインです。

時には、浴槽より先に壁や床、その他の部品が寿命を迎える場合があります。

浴槽以外の部分や給湯器などの交換に合わせて、ユニットバスの交換も検討してみるのがおすすめです。


シャワーヘッドの交換について


シャワーヘッドやホースの寿命は約5年です。

水漏れやホースのカビ・水垢が見受けられたら速やかに交換することをおすすめします。

シャワーヘッドを新しいものに交換することによって、節水効果が期待できたり、水圧アップでより快適にシャワーを使えたりするなどのメリットがあります。

最近では、さまざまな機能を持つシャワーヘッドが販売されているため、好みの使用感・性能のシャワーヘッドを選ぶことができます。


 


マンションの管理組合へ確認は?


マンションでリフォームを行う際には、事前に管理規約を確認したり、管理組合へ工事申請を提出したりする必要があります。

マンションの規約によっては、工事できる時間帯や曜日が決まっているケースがあるため、管理規約の確認は入念に行う必要があります。

工事をスムーズかつ円滑に進めるためにも、規約の確認や申請は漏れがないようにゆとりを持って進めるのがおすすめです。


浴室の場所を移動できる?


浴室が使いにくい位置にある場合、リフォームで移動させることが可能です。

しかし、浴室を移動できるスペースがあるかどうかの確認を事前にしておかなければなりません。

また、移動させる場合は、距離が短いと配管や配線などを施工するコストが低くなり、逆に距離が長いと、排水勾配を取るために床の高さを上げるコストがかかるため、施工費用も考慮して移動場所を検討するのがおすすめです。


浴槽の大きさは適切?


ユニットバスは約10cm単位で規格が設定されており、「1216」「1616」などと表記されています。

1216を例に上げると最初の12が浴槽の長さ方向120㎝、それと直角の面が160cmであることが分かります。

マンションでは主に0.75坪サイズのユニットバスが使われており、「1216」「1317」「1418」サイズが一般的です。

親子で入浴するため洗い場を広めに確保したいのか、ゆったりと入浴するために浴槽を広くしたいのかなど、家庭のニーズに適したサイズをリフォーム会社と確認してください。


まとめ

お風呂のリフォームをマンションで行う場合、製品やオプションのさまざまな選択肢があります。

家庭のニーズに合ったサイズや機能を選び、毎日使うお風呂をより快適なものにしてください。

また、リフォームを行う際には、活用できる補助金を確認してみるのがおすすめです。