有限会社椎名創建

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コラムColumn

機械式駐車場塗装工事~大切な車を守る~

マンションなどでよく見かける機械式駐車場は、都市部や繁華街などで土地の有効活用が求められる現代社会において、非常に重要な役割を果たしています。

従来の平面駐車場と比較して、機械式駐車場は限られたスペースをより効率的に利用することができ、駐車場の需要が高まる中で都市の交通インフラの一環として注目を集めています。
そんな重要な役割を持つ機械式駐車場のメンテナンス。

弊社では長年、『機械式駐車場塗装』をメインに行っており、ここでは塗装について詳しくご説明致します。

目次

メンテナンスの頻度

機械式駐車場の塗装工事は、耐久性や安全性を維持するために定期的に行われる重要なメンテナンス作業です。


特に機械式駐車場は、金属製の機械部分が多いため、錆びや劣化を防ぐための適切な塗装が必要です。


この工事にはいくつかのポイントがあり、機能性と安全性の両方を確保するために高い技術と計画が求められます。


機械式駐車場の塗装は、通常5~10年に一度の頻度で行われますが、使用環境や気候条件によってはもっと短い間隔でのメンテナンスが必要な場合もあります。


特に、塩害地域や湿気が多い地域では錆が進行しやすいため、定期的な点検と塗り替えが推奨されます。


機械式駐車場が屋外にあり、雨曝しの状態になっている場合はさらに注意して使用することが必要になってきます。


正直、メンテナンスに関しては管理者の判断に委ねられている為、必ず5年〜10年に1回行わなければいけない訳ではありません。


しかし、機械式駐車場を導入している以上、安全の為にメンテナンスは必ず行わなければなりません。


機械式駐車場の塗り替え工事の基本的な流れ

1.車両移動


機械式駐車場に駐車されている車を移動させます。


大規模駐車場の場合、多くの車両を移動させることになりますし、代替駐車場の手配、利用者への通知など多くの手続きが必要です。


また、必要な場合は養生作業も行います。


2.清掃


一般的に高圧洗浄機などを使用して泥や汚れなどを綺麗にします。


3.ケレン作業


工具を用いて鉄部の錆や古い塗装を落とします。


4.板金修理、補修


腐食した部分があれば補修します。


パレットに穴が空いていると、利用者の怪我など駐車場内での事故に繋がり大変危険ですので、そうなる前にメンテナンスを実施しましょう。


5.錆止め


1度目の塗装をします。錆止めを塗ることで新たな錆、錆の拡大を防ぎます。


6.中塗り


最後の仕上げ塗り(上塗り)の前に2度目の塗装(中塗り)をします。これを行うことで、仕上げ塗り(上塗り)を綺麗に塗ることができる上に、耐久性を高めることも可能です。


7.上塗り


3度目の仕上げの塗装(上塗り)をします。上塗りをすることにより、タイヤの摩耗から守り、汚れが付きにくく落としやすい状態にします。


8.乾燥、引き渡し


塗装部を乾燥させ、問題がないか確認後引き渡しとなります。


 


機械式駐車場の規模にもよりますが、小規模駐車場の場合は7日〜10日ほど、大規模駐車場の場合は1ヶ月〜ほどが一般的です。


工期は駐車場の規模だけではなく天候、現場状況によっても変化します。鉄部が腐食しており補修も併せて必要な場合は、当然その分工期は伸びてしまいます。


定期的なメンテナンスを行うことで、工期の削減、費用の軽減にもつながります。


まとめ

機械式駐車場のメンテナンスはパレット塗装だけでなく


ターンテーブルやケージ、オートドアなども同様に塗装を行っていく必要があります。


それらの塗装工事は、機械の寿命を延ばし、安全で快適な駐車場運用を維持するために欠かせないものです。


適切な業者による定期的なメンテナンスが、駐車場の資産価値と安全性を守ります。


ぜひご相談ください。